猫にチョコレートを与えてはいけない理由
猫と人間の身体の機能は違うので、人間が平気で食べられる食品が猫にとっては危険な毒という場合があることは、猫を飼っている人にとっては常識であるはずです。
今日、テレビ番組でなにやら猫にチョコを与えるシーンが放送されたことで、愛猫家たちから非難が寄せられているというニュースを見ました。
これは、怒って当然の事態です。というのも、チョコレートは猫にとっては危険度が高い食品に分類されるからです。玉ねぎは犬にとっても猫にとっても危険な食品であることは比較的認知されていると思います。チョコレートもそれと同じく、与えては「絶対にダメ」レベルの食べ物です。カカオに含まれる成分が猫にとっては毒素となり、多く与えてしまった場合死に至ることがあります。
アイスなどに使用されているミルクチョコレートは、カカオの含有量が比較的低いので、ちょっと舐めた程度では症状は出ませんが、与えていけません。愛猫が死んでしまったら、「知らなかった」じゃすまされないのです。
なぜ、このような事態が起ってしまうのか。これは、ペットの愛しかたに問題があるのだと思います。ペットを我が子同然のように思う気持ちはわかりますが、溺愛するあまり、人間と同じ感覚で物を与えていいと錯覚してしまうのではないでしょうか。
猫は猫です。彼らなりの性質、好み、そして物理的にできることできないことがあります。彼らは人間の子どもではありません。猫を家に迎えるのであれば、必ず「与えてはいけない食べ物」を調べて、家の中に危険性のある食品が放置された状態を作らないように、こころがけましょう。
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